久々の展示
10月31日、11月1日に学祭があり個人でテスラコイルを出展したので、準備、運搬方法、展示で注意していることについてなどをまとめます。
○展示物紹介
昨年も展示しましたが今回は規模を小さくしテスラコイル3台+マグネットスイッチ(ドラムパート)を展示しました。
今回の学祭のためにテスラコイル1本、マグネットスイッチでガチャガチャするやつを新しく作りました。
*Newテスラコイル
・スペック
DRSSTC、フルブリッジ、倍電圧整流、0.2mm2000回巻き、共振周波数:220kHz程度、素子:CM75DY-12H、放電距離:600mm以上
AC100V入力で地面に落ちました。
それ以上電圧を上げるとストライクリングから二次コイルへ放電してしまいます...
*バイポーラテスラコイル
・スペック
DRSSTC、ハーフブリッジ、倍電圧整流、0.2mm2000回巻き、共振周波数:???(忘れた)素子:CM150DY-12H、放電距離:200mm以上
*基板テスラ
二次コイル基板はテスラコイルを作る者なら誰でも知っているPJさん(Twitter:@pcjpnet)から頂いたものです。
*マグネットスイッチ
マグネットスイッチが付勢、消勢する音を使いドラムパートとして使いました。
MIDI信号を受信しリレーを動かしマグネットスイッチをON.OFFする感じです。
制御部分はねこビットさん(Twitter:necobitter)の「MT-4/MIDI to Transistor switch 4port」を使わせて頂きました。この商品はMIDI信号を受信したら電圧を送ることが出来ます。私はリレーのON.OFFに使いましたがソレノイドにも使えてとても使いやすくて応用性があります。
動画
https://twitter.com/tkk_0709/status/1308360593867382784?s=21
思っていたよりもテスラコイルに負けない大きな音を出せます。複数種類のマグネットスイッチを使うことによって音の強弱をつけることができます。
○運搬方法
複数のテスラコイルを車などで運搬する場合私はアルミケースや輸送用のケースを使っています。
展示物をそのまま車に詰めてしまうと振動などで壊れてしまったり、上に工作物を重ねられないので運搬出来る量も減ってしまいます。またイベント会場が東京などの長時間車を停車できない場所ですと、速やかに積み下ろししなければなりません。箱にまとめるともの数を減らせます。
輸送用のケースなどはヤフオクなどで安く出品されているので是非使ってみてください!
・運搬の様子
○展示について
展示物の紹介、説明の流れは、
呼び込み→テスラコイルについての説明→放電をお客さんに触らせる(客数が少ない時)→自動演奏→鍵盤、ギター、その他楽器を使いお客さんにテスラコイルを動かしてもらう
という流れで紹介しました。
動画
https://twitter.com/tkk_0709/status/1322730389002022912?s=21
https://twitter.com/tkk_0709/status/1322095600251281409?s=21
https://twitter.com/tkk_0709/status/1322166542943989767?s=21
・展示にあっての注意対策
テスラコイルは見た目のまま危険なので必ず注意表記と柵(ロープなど)を用意します。
高感度高速型の放電ブレーカーを挟んでいます
大きいテスラコイルを展示する場合は単管パイプを組み金網をアースしファラデーケージを設けています。
(去年の学祭)
また、電源とテスラコイル側の間にシールド付きの対トランスを設け絶縁しています。
以上です
今回の展示物を来年3月1日、2日に秋葉原で展示する事が決まりましたので良かったら来てください!(展示内容少し変えるかも)
詳細は後ほどTwitterにて
バイポーラテスラコイルの製作写真
久々の投稿です。
今回は2年前くらいに作ったバイポーラテスラコイルの製作についてまとめます、
随分前に作ったので消えてしまった写真が多いですが😅
まずバイポーラテスラコイルについて簡単に説明していきます。
普通のテスラコイルの形はコイルが縦に配置されたキノコの形をイメージする人が多いと思います。バイポーラテスラコイルは2次コイルを横にしてアースは取らず二次コイル両端の端子からアークを発生させて音を鳴らします。
大きな違いは放電が、コロナ放電かアーク放電なことですね。
細かいことはさておき本題に入ります!
2次コイルの製作です。
VU100に0.2のコイルを2000回巻きます。
旋盤で巻いていきます。
https://twitter.com/tkk_0709/status/1041317546094280704?s=21
↑巻いている様子です
15分ほどで巻けました、旋盤使うと本当に楽です!
ニスを塗りました。回しながら乾かすとムラがなくなり綺麗に乾いてくれます。
家で飼っている猫です。名前はしまっていいます😺
トロイドが届きました。
https://www.amazing1.com/toroids.html
金属製のトロイドはここから購入しました。
価格も結構します...
お金に余裕がある時にしか多分買わないです笑
トロイドを2次コイルに取り付けました。
共振周波数はたしか300kHzくらいだった気がします。
土台は金属製の箱を使いました。
土台に取り付けられるよう加工していきます。
外見はこんな感じ。思いのほか見栄え良くてこのときは作っててワクワクがすごかったです笑
一次コイルの製作。
DRSSTCなので一次コイルの巻数はコンデンサによって変わるので画像のように巻数をタップ調整できるように仮巻きします。
共振コンデンサです。
回路も仮で組んで共振を調整していきます。
このとき、完成に近い形で共振調整するのがポイントです。
共振周波数は環境によって左右されやすいからです。
https://twitter.com/tkk_0709/status/1047828465662144512?s=21
↑調整の様子
一次コイルをタップ調整していき放電が一番長くなったところを確認します。
回路などの中身をちゃんと作って(写真ない...)いきます。
素子はCM300を使いました。
放熱版やIGBTを取り付けていきます。
そして完成しました!!
見た目はかなり満足です!
電極は針と球で変えられます。
https://twitter.com/tkk_0709/status/1073911048980258816?s=21
https://twitter.com/tkk_0709/status/1058904122726920192?s=21
https://m.youtube.com/watch?v=Rguccr9THOw&t=39s
放電している動画です。
アーク放電だからか普通のテスラコイルと比べてハッキリとした音ですね。
日本でバイポーラテスラコイルを作っている人少ないのでぜひ作ってみてください!
以上です。見ていただきありがとうございました!!
テスラコイル動かしました
テスラソン用の写真を撮るために家では満足に放電が出せないため学校で動かし撮影しました。
学校はそこそこ家から離れているため早朝に車で運搬しました...
そして、学校へ持っていき動かして撮影しました。
いい感じに撮れました!
長時間露出を使い撮影するとなかなか綺麗に見えます。
↓動画↓
https://m.youtube.com/watch?v=IQoW6J721eo
1kVAのスライダックを使って無理させてたので途中から煙が...
テスラコイルは数えられないほど使っているのでそのうち過去の作品をまとめてみようかと思っています